こんにちは、EC Boosterサポートチームです。

みなさま、商品にカテゴリを設定されているかと思いますが、広告配信との関連性をご存知でしょうか?実はカテゴリは、タイトルや商品画像と同じく広告配信に使われるデータの1つです。

Googleショッピング広告において、ユーザーの検索キーワードと適合していると判断された広告が優先的に配信されることは既にご存知かと思います。カテゴリ設定に工夫を加え、商品とキーワードの適合性を高めることで、広告の配信結果を改善できる可能性があります。これによって、より自社の商品を求めている潜在的なユーザーに広告を配信できるようになり、クリック率や購入率の向上が見込まれます。

本記事では、以下のテーマに沿ってカテゴリ設定について説明いたします。

  1. 広告配信との関係について

  2. 設定する際に気を付けたい3つのポイント

  3. 各カートASPにおける設定方法について

広告配信との関係について

A)Googleショッピング広告

カテゴリ設定を行うことの第一の利点として、Googleショッピング広告がより適切なキーワードに配信されることが挙げられます。適切なキーワードに広告が配信されることで、より購入意欲の高いユーザーに広告を配信しやすくできるため、クリック率や購入率の向上が見込まれます。

Googleショッピング広告において、掲載される広告の表示回数や掲載順位に影響を与える主な要素としては①タイトル②商品画像③商品説明④カテゴリの4つが挙げられます。①~③の重要性についてはご存知の方も多いかと思いますが、実はそれと同じくらい④カテゴリの設定も重要です。

最も関連性の高いカテゴリを指定することで、Googleに商品の属性を知らせることができ、適切なキーワードに対して広告が表示されやすくなる効果が見込めます。

①タイトルの重要性についてはこちらを、②商品画像の重要性についてはこちらをご覧ください。

もしカテゴリ設定が誤ったものだった場合、広告の表示も不適切なキーワードに実施されてしまいます。より適切なキーワードに広告を配信し売上増加につなげるためにも、適切な商品データを提供していきましょう。

B)広告成果以外にも有効!

カテゴリ設定の見直しは、ユーザーにとってわかりやすいサイト作りにもつながるため、広告配信以外にも好影響を与えます。

例えば、適切なカテゴリ設定によってわかりやすいサイトにすることで、検索エンジンからもユーザーにとって有益であると判断され、SEOの評価が改善されやすくなります。さらには、カテゴリ設定を整理することでユーザーにとって使いやすいサイトへ改修できれば、あらゆる流入経路からの購入率が高くなるでしょう。

広告成果以外にもECサイトへの恩恵が大きいため、カテゴリ設定の整理はぜひ進めていただきたい施策となります。

設定する際に気を付けたい3つのポイント

カテゴリ設定を見直そうとしたけど、どこから始めればいいのかわからない…という方も少なくないのではないでしょうか?

そこで、まずは最初に気を付けたいポイントを3つご紹介します。

A)全商品を網羅していること

まず始めに、サイトに掲載している全商品についてカテゴリを指定することが大切です。これにより、同じカテゴリに属している商品は、関連するキーワードにたくさん表示されるようになります。広告の表示回数が増えることも重要ですし、自社の表示が増えることは競合へのユーザーの流出阻止にもなります。

ユーザーにとっては、カテゴリページで一度に多くの商品を閲覧できるようになります。同じカテゴリの中でも、より自分の好みに合った商品を選択できるようになるので、購入率が高くなることが想像できますよね。

B)設定が統一されていること

お客様がECサイト内で商品を探している場面をイメージしてみましょう。

ダイニングテーブルを探している際に、カテゴリの設定がされていなかったり、バラバラに設定されていると、どのカテゴリを見て比較検討すればいいのかわかりずらいですよね。

これはGoogleショッピング広告においても同様です。「ダイニングテーブル」という検索に対して、なるべく多くの種類の商品を同時に配信するためには、複数ある商品が同じ属性であることを、カテゴリ設定を通じてGoogleに知らせることが必要になります。

C)なるべく詳細に設定すること

例えば家具を扱っているショップにおいて「ダイニングテーブル、ローテーブル、ワーキングテーブル」がすべて「家具」というカテゴリに設定されていたとします。

これでは少しおおざっぱな気がしませんか?ユーザーが欲しい商品を見つけるのは難しいでしょう。

商品の属性に合わせて、できるだけ具体的にカテゴリを設定することで、よりニーズの高いユーザーに広告を届けることができるようになります。

この画像の例のように、階層を作り具体的なカテゴリ設定を行うことで、ユーザーは欲しい商品を見つけやすくなり購入率は改善するでしょう。

各カートASPにおける設定方法について

これまで、カテゴリを設定する際に気を付けたいポイントについて解説してきました。実際にカテゴリを見直す際には、ご利用されているカートASPの設定画面をご参照いただくことになると思われますが、具体的にどこをどう見たらいいのかは各サービスによって異なります。

そこで、以下ではメイクショップ、カラーミーショップ、フューチャーショップの3サービスについて、カテゴリ設定に関する情報が記載されているマニュアルページをご紹介します。

ご不明点などございましたら、各リンク先ページに記載されているカスタマーセンターへお問い合わせいただきますようお願いいたします。

フューチャーショップ

商品カテゴリなどを設定する方法については、こちらのページで詳しく説明されています。Google商品カテゴリと商品カテゴリという2種類があり、両方ご設定いただくことで、より良い広告成果を望めるようになるでしょう。

メイクショップ

メイクショップでは、最大5階層までカテゴリを設定することができます。こちらのページでは、カテゴリーの作成、編集、並び替え方法について説明されています。また、メイクショップの特徴として、基本カテゴリーという設定があります。基本カテゴリーの概要に関する説明や、デザインの優先順位を設定する方法についても記載されていますので、ぜひご一読ください。

カラーミーショップ

カラーミーショップでは、カテゴリーとグループ、さらにグループの中にカテゴリー(大、小)という分類がされています。それぞれの違いやサイト上での表記については、こちらのページにて説明されています。少し特徴的な方法のように思われますが、カテゴリを設定するうえで気を付けたいポイントについては変わりありません。

最後に

いかがだったでしょうか?

カテゴリ設定が広告成果にどのように影響を与えているのか、そして適切に設定するために気を付けるべきポイントについて、理解を深めて今後のEC運営に活用していきましょう。

EC Boosterでは、広告を運用する際にお客様のサイト上でのカテゴリ設定を使用しております。

また、カテゴリ設定を見直された際には、ぜひサポート窓口までご連絡いただければ幸いです。