EC Booser 導入事例アパレル

ECは新たな「つながり」が生まれる場所 ~ 革靴を愛するオーナー が語るEC運営の楽しみ方 ~

 

厳選された高級中古革靴を取り扱うstudio.CBR代表の中川様にECを始めたきっかけと、高級革靴やショップ運営へのこだわり、EC Boosterを5年以上利用いただいての感想について伺いました。中川様のお話にはECを楽しく続ける秘訣が隠されていました。

ECを始めたきっかけは「実店舗」だった

── 現在のショップ運営体制を教えてください

現在はECと店頭にて販売・買取を行っております。店頭・ECスタッフは私を含め3名、その他撮影スタッフ、シューケアスタッフの計5名で仕事をしています。

── ECでの販売を始めたきっかけは何だったのでしょうか?

大きなきっかけとしては、実店舗を持った事です。当店では実店舗オープンと同時に、Instagramの開設とECでの販売を始めました。Instagramを始めた理由は、実店舗であればかっこいい画像を撮ることが出来るので、良い形で運用が出来そうだと思ったから。また同時にECを立ち上げた理由は、InstagramアカウントのトップページにECのURLを掲載した方が良いと思ったからですね。やっぱり自社ECがある方が、店舗アカウントとして信頼性が高いじゃないですか。

── EC運営で大変だったことはありますか?

大変なのはECをスタートする時でしょうか。HTMLやCSSだとか、よく分からないことが多いです。結局、調べても、考えても、何してもよく分からない。でも、まずはノリでスタートするのが大切なんだろうなと感じています。実際に、ECの構築面では見栄えの良いテンプレート等を使う事ができますし、走りだしてから気になる点があれば外注の方に依頼して調整する事ができたので。ただし、メンタル的に大変な部分を乗り越える必要はありましたが。

「好きだからこそ続けられる」高級革靴へのこだわり

── 取り扱い商材を高級革靴に絞ったのはどうしてでしょうか?

熱量のすごい、マニアの方が多いというのが商売的には一番の理由にはなるとは思うのですが、結局のところ私自身革靴が好きだからという理由で、気づいたらそういうお店になっていったんだと思います。商売は、ただ「稼ぐ」というだけでは気持ちが続きません。自分が本当に好きなこと、楽しいと思えることをやるのがベストだと思っています。

── 高級革靴を取り扱う中で、こだわっていることはありますか?

単に扱う商材を革靴に絞っただけで「中古高級革靴の専門店です!」と言っても、誰にも刺さらないと思うんですね。だから、扱う商品のブランドは可能な限り絞って、専門性を高めています。

また商品の状態にはかなりこだわっています。信用第一ですから。当店の商品は基本的にお客様からのお買い取り品になるのですが、そういう意味もあり、一般的なブランド品買取店に比べて商品状態の買取基準は厳しく設定しています。また買取後も、プロの靴磨き職人がすべて磨きを入れています。買取させていただいた商品を、そのまま右から左に販売をすることは絶対にしないです。直した方がよければ直しますし、磨いて光るなら磨きます。一切の手間は惜しみません。その方が純粋にお客様に満足をいただけると思いますし、販売をしているスタッフもモチベーションが全然違うと思うんです。買取に持ってきていただいたお客様もそうです。自分の持ち物だったものがお店にピカピカの状態で置かれていると嬉しいですよね。

ECは効率的。だかだらこそ「つながり」を大切にしたい

── EC運営で大切にしていることはありますか?

ECも対面販売も、基本は全く変わらないという事を、きちんと理解することでしょうか。これは、すごく大切なことだと感じています。ECは良くも悪くも効率的。お客様とお話をしなくても、売れてしまうんですから。1時間接客をして売れた商品と、スタッフが寝ている間にECで売れた同じ商品、この2つに販売金額の差はありません。ECの販売効率は店頭に比べてはるかに良いです。

ただ、「それだけでいいのかな?」と思う気持ちが大切なのではないでしょうか。例えばそれがリピーター様であったら、「久々だしちょっとお礼の電話をしてみようかな?」とか、「この方、いつも買っているサイズと今回のサイズちょっと差があるから、一回電話で確認してみようかな?」とか。なかなかすべての方に対しては時間的に難しい部分はあるものの、お客様を思う気持ち、気遣いを常に心のどこかに持ち合わせていないと、ECは本当につまらない商売になってしまうと思っています。

── 中川さんのECやお客様との向き合い方がすごく伝わってきます。ECを運営される中で嬉しいことはどんなことですか??

普段ECを利用されているお客様が、お店に来店された時は結構嬉しいです。

僕自身、ネットショッピングはしている方だと思うのですが、「過去にネット購入をしたことがある実店舗へ足を運んだことがある」という記憶はあまりありません。ECって、商品は気に入って買ったとしても、お店を気に入っているという感覚は薄いんだと思います。だから、ECで購入した商品が気に入ったとしても、「お店に行こう」となるのは案外そう多くはない事なんじゃないかと。それでも、実際にお店に足を運んでくださる方もいるんです。例えば東京に出張に来たついでに、隙間時間で来店してくださるECのリピーター様とか。これってすごく光栄なことなんですよね。

逆に、お店のお得意様がECで購入いただくこともあります。転勤先から注文をしていただいたり、旅行時にお店で購入いただいたことがある方が、地元からネットで注文をしていただいたり。そういう時は「転勤先どうですか?」とか、そんな類の電話をしています。これはECがあるからできることなのではないかなと。「あの方元気にしてるかな?」と思っても、きっかけがないと中々連絡することも出来ないですからね。ECがきっかけを作ってくれているんです。

Googleショッピング広告を見て「これだ!」と思った 

── EC Boosterを始められたきっかけについて伺っていきたいと思います。ECの集客はいつ頃から考え始めたのでしょうか?

正直、ECを始めた時は、ネットサーフィン経由の集客は全く考えていなかったです。
すでに他媒体で販売が出来ていたので、ECはSNSのフォロワー様向けのカタログ的コンテンツ程度に思っていました。ですので、当初はECで前のめりに販売をしていこうとも思っていませんでしたし、正直広告を使うという考え自体もありませんでした。笑

── そうなのですね。笑どうしてGoogleショッピング広告を始めようと思ったんでしょうか?

 きっかけはSNSで広告を使った事ですね。せっかくSNSをやるなら、フォロワーさんを増やしたいじゃないですか。そこで、初めて広告というものを使ってみました。そうしたらフォロワーさんが結構増えたんです。自分のお店をたくさんの方に知ってもらえるのが純粋に嬉しくて、広告も悪くないなという考え方になっていって。興味本位で、他にもどんな広告があるのかな?と調べていた時に、ひょんなことからGoogleショッピング広告を知りました。

画像付きでGoogleの検索結果に表示される広告だという事を知って、「これだ!」と思ったんですよね。

商品の画像にはこだわっていましたし、画像を使って商品をアピールできるのは相性が良いと感じました。その際に、「EC Booster」の紹介をSNSで見つけて、Googleショッピング広告を簡単に始められるとのことだったので、利用を開始しました。

 

EC Boosterを5年間利用されている理由

── EC Boosterを5年間も使っていただいて、ありがとうございます。EC Boosterを継続していただいている理由を聞かせてください。

EC Boosterは、運用の手軽さが本当に優れていると思います。運用をしていく中で引っかかる点がありません。手間とコストと効果のバランスが非常に良いサービスと言えますし、継続的に使う意味があると思っています。

EC Boosterで良いなと思うのは、しっかりとフィードバックをもらえるところです。ただ単にショッピング広告を委託するだけであれば、それなりのWeb広告系業者さん、コンサル業者さんであればどこも一定程度にきちんと運用してくれると思うんです。

EC Boosterは、何をして、どういう結果になったのかを期待している以上に管理画面上でフィードバックしてくれます。そういう顧客サービスをちゃんとやろうという意図が、「キーワードレポート」や「商品別レポート」のような部分に出ていると思いますし、そういうマインドで仕事をされている方たちが提供するサービスなら安心して利用できるなという印象です。

お客様との「つながり」を大切に。studio.CBRが目指す未来

── 最後にstudio.CBRが目指す未来について聞かせてください

studio.CBRのようなお店は、基本的にリピーター様や、そういったお客様方の口コミや紹介から成り立っていると思っています。古典的と言われるかもしれませんが、どれだけ最先端のシステムやツールが出てきたところで、「人と人とのつながり」にかなうものはありません。初心を忘れず、お店を気に入ってくださる方に対し一生懸命接客をさせていただく。この先もずっと、その積み重ねをしていくことによって、お店もECもまだまだ盛り上がっていくと思います。

── 中川様の革靴やショップ運営へのこだわりが詰まったお話でした。
貴重な時間をありがとうございました。これからもよろしくお願いします!

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この記事を書いた人
森一真

株式会社フィードフォース
EC Booster事業責任者

EC Booster広告運用チームに参画後、EC Boosterの広告運用自動化ロジックの開発や、Googleショッピング広告を活用した売上拡大施策提案など、自社ECサイトでのWeb広告活用のサポートに従事。「価値ある商品を世の中に流通させたい」という信条のもと、一貫してWeb広告を活用した自社EC集客の支援を行っている。

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