Google ショッピング広告

配信実績1,000社以上!Google ショッピング広告基礎から始め方まで、プロが徹底解説!

Google ショッピング広告基礎と始め方

本記事では自社EC集客において高い効果が見込める施策である「Google ショッピング広告」の基礎と始め方をご紹介していきます!以下の方におすすめの記事です。

・Google ショッピング広告を始めたい方
・Google ショッピング広告のメリットを知りたい方
・自社ECの売上、集客力を上げていきたい方

Google ショッピング広告は、高い集客効果が見込める一方で、設定や運用の難易度が高いことから、実施をしたいけど始められない、始めたけれども当初の想定よりも効果が出ないというご相談を多くいただきます。

Google Premier Partner かつ1,000社以上のGoogle ショッピング広告導入実績を持つ EC Boosterが、最新のGoogle ショッピング広告のトレンドから始め方まで解説をします。是非、本記事でGoogle ショッピング広告の仕組みや設定方法を理解し、自社ECの集客力を上げていきましょう!

Google ショッピング広告とは

まずGoogle ショッピング広告の特徴や掲載の仕組みからご紹介していきます。

Google ショッピング広告は、Googleが提供する検索連動型広告です。(ユーザーの検索に連動して表示される広告)特徴としては、Googleの検索結果面のトップに商品画像付きで表示されることが挙げられます。

画像で自社商品をアピールすることができるため、文字だけではなく視覚的にも商品の魅力を伝えられることが大きな特徴です。

Google ショッピング広告掲載イメージ

Google ショッピング広告掲載イメージ

Google ショッピング広告掲載の仕組み

Google ショッピング広告は、Googleで検索をしたユーザーに対してGoogleが広告を自動生成、掲載される仕組みになっています。

どの商品がGoogle 検索結果上に掲載されるかは以下の要素の組み合わせで決まります。

検索語句 × 商品データ内に含まれるキーワード ×入札価格

なので、商品データ内に商品に関連するキーワードを記載できるかが、Google ショッピング広告で自社商品を上位に表示させるために重要なポイントになります。

Google ショッピング広告掲載の仕組み

Google ショッピング広告掲載の仕組み

Google ショッピング広告にかかる費用

Google ショッピング広告は、クリック単価制(1クリック=〇円)と呼ばれる課金形態です。商品ジャンルや商品数、曜日時間帯等によって、クリック単価は変動しますが、10円~50円程度で推移することが一般的です。基本的には商品点数が多いほどクリック単価は低くなる傾向にあり、商品点数が少ないほどクリック単価は高くなる傾向にあります。

EC Boosterでのクリック単価例:
100商品を取り扱うアパレルショップ:12円 / 1クリック
2商品を取り扱う化粧品ショップ:52円 / 1クリック

比較的少額の予算から広告掲載をすることが可能であるため、気軽に始めることができる広告と言えます。

Google ショッピング広告と無料リスティングの違い

次に、2020年11月から提供が開始されたGoogleの無料集客機能 Google 無料リスティングとGoogle ショッピング広告の違いをご紹介します。

product-listings-types

Google ショッピング広告と無料リスティングの両方に掲載をすることで、Google検索結果上での自社商品の表示機会を増やし、1つの検索語句に対して複数の自社商品が掲載される可能性が高まります。

今後、Google ショッピング広告とGoogle 無料リスティング両機能を活用してGoogle検索結果面を攻略していくことが重要になっていきますので、どちらか一方しか実施していない方は、是非、両機能掲載できるように準備を進めていきましょう。

Google ショッピング広告とGoogle無料リスティング掲載面の違い

掲載面イメージ

※Google 無料リスティングの掲載方法については以下の記事をご覧ください。

Google ショッピング広告のメリット・デメリット

次にGoogle ショッピング広告のメリット・デメリットをご紹介します。

メリット

Google ショッピング広告を運用するメリットとしては、以下が挙げられます。

目立つためクリックされやすい

Googleの検索結果上のトップに画像付きで表示がされるため、ユーザーの目にとまりやすくクリックもされやすいです。特に現在主流となっているモバイル画面ではGoogle ショッピング広告が占有される割合も大きくなるため、モバイル経由でのアクセスにも強い傾向にあります。

Googleショッピング広告のメリット

モバイルからのアクセスに特に強い

購入がされやすい

購入率が高いこともGoogle ショッピング広告のメリットです。
Google ショッピング広告の購入率が高くなる理由としては2つあります。

1つ目は、広告をクリックしたユーザーが遷移するページが商品詳細ページであるためです。商品詳細ページは、購入ボタンが設置されているページなので、商品を求めているユーザーが迷わずスムーズに購入をすることができます。

Googleショッピング広告のメリット

広告クリック後、商品詳細ページに直接遷移する

2つ目がGoogle ショッピング広告がテールワードと呼ばれる複数の単語を使用した検索に対しても表示されやすい仕組みになっているためです。Google ショッピング広告は、手動で配信したいキーワードを登録するのではなく、商品データと検索語句の関連性を元にGoogleが自動で配信するキーワードを決めているため、人が思いつかないような多種多様なキーワードで配信がされやすくなります。

一般的にビッグワードよりもテールワードの方がユーザーの購入意向や検索している対象が明確で商品が購入されやすい傾向にあります。購入意欲の強いユーザーにアプローチすることができるので結果的に購入率も高くなります。

例:
ビッグワード:ナイキ
テールワード:ナイキ スニーカー メンズ 赤 27cm

新規ユーザーの集客に強い

3つ目のメリットは、難易度が高い自社ECでの新規ユーザー集客に強いことです。一般的にはGoogle ショッピング広告経由で集客したユーザーの内70%程度が新規のユーザ―だと言われています。既に自社サイトに訪問しているユーザーに配信するリマーケティング広告等とは異なり、Google検索を利用する全てのユーザーに検索語句に合わせて広告を表示させるため、新規のユーザーに自社の商品を見つけてもらえる可能性も高くなります。

デメリット

Google ショッピング広告を運用する際のデメリットとしては、以下が挙げられます。

商品データの作成・広告運用に手間がかかる

Google ショッピング広告の掲載には商品データの作成や、Google 広告のキャンペーン設定、Google Merchant Centerの開設などなど準備に時間と手間がかかります。また、掲載を開始してから効率よく配信するためにはGoogle ショッピング広告に関する知識や商品データ管理に関する知識など幅広い知識が求められれます。ですので、掲載をする際にはGoogle ショッピング広告の運用に割く時間や体制的な余裕があるかを予め確認しておきましょう。

Google ショッピング広告の運用が初めてであったり、広告運用に割く時間やリソースが充分に取れない場合は、EC Booster等の自動化ツールのご利用もご検討いただけると良いかと思います。

単品通販の場合、効果を実感しにくい

Google ショッピング広告は基本的にはサイトに登録されている全商品を掲載します。なので登録商品が多ければ多いほど、様々な検索語句やユーザーのニーズに対応することができ、アクセス数や購入数の向上が期待できます。一方で1商品~10商品程度の商品数ですと、表示できる検索語句が少なくなり、集客効果が実感しにくいことが多いです。

メリット・デメリットまとめ

Google ショッピング広告を費用対効果高く運用するためには、Web広告の知識、商品データに関する知識など、幅広い知識と経験が必要になります。

自社ECの運営体制などを考慮した上で、導入タイミングや導入方法(代理店やツール利用)を決めていきましょう。

Google ショッピング広告を今すぐ始めるべき理由

これまでGoogle ショッピング広告の特徴やメリット、デメリットについて書いてきました。ここで改めて「なぜ今Googleショッピング広告を実施すべきなのか」についてご紹介します。

自社EC成長、3つのフェーズ

自社ECの売上を伸ばす上で、サイトに集客を行い、商品を購入してもらい、リピートをしてもらう、というサイクルを回していく必要があります。3つのステップ全ての対策を取ることは重要ですが、サイトにお客様を連れてこれなければ、商品の購入もリピートもされませんので、売上を伸ばす上で、まず集客施策を行うことが非常に重要です。

自社EC成長3つのステップ

自社EC成長3つのステップ

Webの集客一等地「Google」

集客は「集客を行う場所」が重要です。どこで集客を行うかで、どのくらいお客様に認知され、サイトに訪れてもらえるかが変わっていきます。

実店舗でイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。1日に数人通るか通らないかの道よりも、1日に何百万人と通る道に看板を置いた方が、自社ショップへの集客が見込めそうですよね。インターネット上で考えた場合、人通りの多い道が「Google検索結果」になります。毎日、多くのユーザーがGoogle検索で情報を探しています。このGoogle検索結果に自社ショップの看板を置くことで、サイトへの集客に繋げていくことが可能です。そして、画像付きで自社商品をGoogleの検索トップに表示させることができるGoogle ショッピング広告がGoogle上に出せる最も魅力的な看板となります。

最も魅力的な看板=Google ショッピング広告

最も魅力的な看板=Google ショッピング広告

Google ショッピングが広告自社EC成長の起点となる

Google ショッピング広告の魅力は、「集客」だけにとどまりません。
Google ショッピング広告を配信することで以下のようなデータを得ることができます。

・今、注目を集めている商品
・売上に繋がったキーワード
・良く見られているデバイス

他にも様々なデータをGoogle ショッピング広告を配信することで得ることができます。このようなデータを活用して他の集客施策、自社ECの運営を良くしていくことが可能になります。Google ショッピング広告のデータ活用方法の一例をご紹介します。

・人気を集めている商品が判明→該当商品の他SNSでのプロモーションも強化
・モバイル経由でのアクセスが非常に多いことが判明→モバイルページの見やすさを改善
・売上につなげるキーワードが判明→SEO対策記事を作成する際に活用

等など、Google ショッピング広告の配信を起点に他の集客施策に展開し、自社EC成長につなげていくことができます。

Google ショッピング広告を起点とした自社EC成長サイクル

Google ショッピング広告を起点とした自社EC成長サイクル

是非、Google ショッピング広告をフル活用して、自社ECの売上を伸ばしていきましょう!

Google ショッピング広告の始め方、設定方法

最後にGoogle ショッピング広告の始め方についてご紹介をします。実際に設定をする際は、Google 公式ヘルプも確認しながら進めていくと設定を確実に行うことができます。

本記事では全体像と設定のポイントをお伝えしていきます。
Googleショッピング広告配信に必要なものは大きく以下2つです。

Google Merchant CenterとGoogle ショッピング広告

理解すべきポイントは2つ

Gooogle Merchant Centerが自社商品データを管理するツールであり、Google 広告が広告運用を管理するツールです。

Google ショッピング広告掲載までの大まかな流れは以下の通りです。

Google ショッピング広告掲載までの流れ

Google ショッピング広告掲載までの流れ

1. Googleアカウント開設

まずはGoogle ショッピング広告掲載に必要なアカウントを開設します。

・Google 広告とGoogle Merchant Centerを開設
・Google 広告アカウント開設
・Google 広告とGoogle Merchant Centerアカウントをリンク

2. サイトの認証、購入計測用タグの設定

広告配信をするために必要なタグ(サイト認証用タグ)と、広告成果を計測するために必要なタグ(コンバージョンタグ)がありますので、それぞれサイト上の適切な場所に設置しましょう。タグの設置は難易度が高いですので、Google 公式ヘルプなどを参照しながら、Google Tag ManagerやECシステム提供の方法を活用し、各商品の購入情報が取得できるようにしましょう

3. 商品データ(データフィード)作成

Google ショッピング広告に使用する商品データを作成します。この商品データの質が費用対効果高く運用する上で重要なポイントになりますので、しっかりと確認をしておきましょう。

・データフィード作成
・データフィードをGoogle Merchant Centerにアップロード

※商品データ(データフィード)はGoogleが求める商品データ仕様に沿って作成する必要があります。詳しくは、下記の記事をご覧ください。

4. Google 広告上でショッピングキャンペーン作成

Google 広告上で「ショッピングキャンペーン」を作成しましょう。
Google ショッピング広告の1日の配信予算などを設定していきます。
キャンペーン作成手順は以下のヘルプをご覧ください。

5. Google Merchant Center上でアカウント審査

Google Merchant Center上に商品データのアップロード完了後、Googleによるアカウント審査が行われます。審査ではGoogle上に掲載するにふさわしい広告か、Googleが定めているポリシーに沿って確認が行われます。例えば、商品画像に文字が入っていたり、絶滅危惧種の動物の商品を取り扱っていると、広告配信ができません。自社の商品がポリシーに沿った商品か確認をしておきましょう。Googleによる広告審査は通常3 ~5営業日程度で完了します。

6. 広告掲載開始

お疲れ様でした。全ての手順を完了すると広告掲載が開始されます!

まとめ

今後もGoogle ショッピング広告やGoogle無料商品リスティングなどのGoogleのEC向け機能はアップデートされ進化していくと考えています。Googleのショッピング機能を活用することができれば、ECの集客をする上で強力な手段になってくれることは間違いないかと思います。基本や仕組みをしっかりとおさえた上で、自社ECの集客に活用していきましょう!

この記事を書いた人
森一真

株式会社フィードフォース
EC Booster事業責任者

EC Booster広告運用チームに参画後、EC Boosterの広告運用自動化ロジックの開発や、Googleショッピング広告を活用した売上拡大施策提案など、自社ECサイトでのWeb広告活用のサポートに従事。「価値ある商品を世の中に流通させたい」という信条のもと、一貫してWeb広告を活用した自社EC集客の支援を行っている。

森一真をフォローする
EC Booster ラボ
タイトルとURLをコピーしました