「UZUiRO」は、2016年に愛知県西尾市で創業したカジュアルウェアを展開するアパレルブランドです。2023年には、地域性を活かした商品作りと人の温かみを感じられるコンテンツ発信が評価され、カラーミー大賞優秀賞を受賞しました。今回、EC向けGoogle 広告自動運用サービス「EC Booster」のご導入について、代表取締役の青木淳様にお話を伺いました。ご夫婦の趣味から始まったブランドが全国展開にまで至った背景には、地域に対する深いこだわりがありました。
地産生地へのこだわりが地域活性化に!三河で育まれたアパレルブランド「UZUiRO」の成り立ち
──まずはUZUiROさんについて教えてください
「UZUiRO」は2016年に愛知県西尾市で創業したカジュアルウェアを展開するアパレルブランドです。繊維産業が盛んな三河エリアの地産生地にこだわり、地元の生産者の方達と心をこめて製作した一着をお届けしています。
──どのような経緯でブランドを立ち上げたのですか?
妻が趣味で製作していた小物雑貨を、私がSNSやホームページを通して、友人や知り合いに販売していたことがきっかけでした。小さく事業を始め、試行錯誤を繰り返していくうちに、近くの繊維関連工場の方々から余った生地を調達したり、地域の作家さんから藍染の技術を学んだりと、次第に地域の方々から協力いただくようになりました。現在では、地域の伝統や産業を尊重しつつ、新しい価値を生み出すことを理念とし、服づくりに励んでいます。
──商品へのこだわりを教えてください。
三河の地産生地にこだわって商品開発を行っている点です。三河エリアでは、古くから繊維産業が盛んでしたが、年々工場が閉鎖されており、その高い技術と生地のクオリティがあまり認知されていない状況でした。「三河木綿」や「知多木綿」といった地産生地の素晴らしさを広めるため、あえてこの地域で生産された生地を使用して服づくりをしております。この取り組みは、地元産業の活性化に貢献すると共に、他社ブランドには真似できない独自の生産ネットワークの構築に寄与しています。
「楽しいから継続できる」カラーミー大賞受賞ショップのコンテンツづくりの心得
──どのような経緯で、自社ECサイトを開設したのですか?
あまり立地のよくない場所に実店舗がありましたので、日本全国への販路拡大施策として、自社ECサイトを立ち上げました。しばらくは実店舗と自社ECでのオンライン販売を同じバランスで行っていたのですが、コロナによる実店舗の休業を機に、販促の軸を徐々に自社ECサイトに移行していきました。
──自社ECサイトは何名で運営されていますか?
自社ECサイトの運営や広告運用などは基本的に私一人で行っていますが、コンテンツ作成、SNS発信、商品の受注・発送などは他のメンバーが担当しています。
──Instagramやブログなどの発信内容が魅力的です。こだわりを教えてください!
継続してコツコツと発信することが大切だと思うので、自分が楽しみながら継続できる媒体を選ぶことが重要だと思います。
UZUiROの場合、Instagramでの発信をメインとしています。特に、コンテンツ作成担当の妻がインスタでの発信なら継続できると言っていたので、それを信じてお任せしました。
その結果、妻が楽しみながら発信するInstagramの動画や写真が評価されたこともあり、昨年はカラーミーショップ大賞優秀賞を受賞しました。コンテンツ作成は得意なことから始めてみて、合わなければ別の手段を模索していくようにしています。
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──カラーミーショップ大賞優秀賞おめでとうございます。Instagramのコンテンツは商品の詳細だけでなく、奥様の人となりもわかる素敵なコンテンツだと思いました。
P-MAX、ショッピング広告、動的検索広告など複数広告の導入でROAS900%達成!繁忙期の集客に定額制プロプランが最適だったワケとは?
──EC Boosterはどのような経緯で導入されたのですか?
※EC BoosterはEC向けのGoogle 広告を自動で運用するサービスです。
自社EC集客を本格的に始めようと思っていた時、カラーミーショップの管理画面上でEC Boosterの広告を見たことがきっかけでした。当時注力していたSNS広告の他にできる広告を探していたため、Google 広告を自動運用できる点に魅力を感じ、EC Boosterを導入しました。
──ありがとうございます!EC Boosterのご感想を聞かせて下さい!
広告運用の手間がほとんどかからず、管理画面の操作性も良いため、使っていて特に困ることはありません。また、予算調整が管理画面上からできる点も大変魅力的です。季節変化に伴い、商品の需要が変動する時期や週末限定のプロモーションを行う際も、手軽に予算の調整が可能なので、細かく予算を調整したい方にとって非常に使いやすいサービスだと思います。
──その後の成果はいかがでしょうか?
ROASは一年を通して400〜500%で、費用対効果は良いと感じています。特に繁忙期や衣替えの時期などは900%を超える月もあります。
また、現在では全体の2割くらいがEC Boosterからの流入で、広告施策の中では最も多い流入元となっております。
※ROAS900%=広告経由の売上が広告費の9倍発生している状態。
──DSA(動的検索広告)、P-MAXはどのような経緯で導入されたのですか?
何事もまずは試してみることが大事だと思っていますので、DSAとP-MAXはリリースされてからすぐに導入しました。どちらも導入して数ヶ月しか経過していないですが、特にP-MAXの成果がよく、重点的に予算をかけて運用しています。
※詳しくは、こちらのDSA関連記事(EC担当者必見!Google 動的検索広告(DSA)の基礎を解説!)、P-MAX関連記事(EC事業者必見!今話題のGoogle P-MAXキャンペーンとは?基礎・成果事例をご紹介)をご参照ください。
──今後の成果が楽しみですね!プロプランについてはいかがでしょうか?
プロプランは運用手数料が月定額5万円で、いくら広告費を使用してもEC Boosterの運用手数料が変わらない点が魅力的です。アパレルは季節商材のため、繁忙期には予算を上げてしっかり集客をする必要があります。しかし、EC Boosterのプロプランであれば、繁忙期でも手数料が増えることを気にすることなく予算を上げられるので助かっております。また、広告費を抑えたい時期でも、月定額5万円で維持が可能なので、少ない負担で継続ができています。
──EC Boosterに今後期待されていることはありますか?
広告を毎日自動運用できる便利さは感じていますが、逆に自分で調整できる部分がほとんどなく、全てお任せしてしまっている点は少し不安に感じることがあります。
日々の運用は基本EC Boosterにお任せしつつ、自分の方でも何かできることがあれば良いかと思います!
──貴重なご意見ありがとうございます!EC Boosterで、もし不安なことがございましたら、「 support@ecbooster.jp 」にご連絡ください!サポートチームより、改善提案をご案内させていただくことが可能です。
お客様との繋がりをより広く、より深く。「UZUiRO」の取り組み
──UZUiROの今後の展望を教えてください
今後の展望として、主に二つの取り組みがあります。
一つ目は、実店舗と自社ECの連携を強めることです。コロナ禍以前は、実店舗に来ていただいて、後日オンラインでも購入していただけるケースが多かったですが、最近はオンラインで見つけてくれた方が実店舗へ訪れるケースも増えています。今後は、オンラインで繋がったお客様と実店舗でも交流できるよう、ファンミーティングや展示会などのイベントの開催を検討しています。
二つ目は、男性の方向けの商品開発にも注力していくことです。サイトへの訪問者の約3割の方が男性で、問い合わせも多くいただきます。女性だけでなく、男性の方にもUZUiROの商品力をお届けできるよう、商品開発に励んでいこうと思います。
──お客様の幅を広げつつ、既に繋がりのあるお客様との交流も深めていくのですね!UZUiRO様のご発展が益々楽しみになってきました!EC Boosterも少しでも貢献できますよう努めて参ります!本日は貴重なお時間ありがとうございました!